首都圏にはたくさんの地方出身者が住んでいます。そんな地方出身者は、遠くの故郷に住む家族とは、
年に数回しか会えないのがほとんどです。
そんな人たちに知ってほしいのが、スマホやパソコンを使ったデジタルコミュニケーション。実際にどのような活用法があるのか、ソーシャルメディアに詳しい徳本昌大さんにお話を伺いました。
「今までは、遠方に住む家族とのコミュニケーションツールは電話が一般的でした。しかし時間や相手の都合を考えると、連絡が億劫になりがちですよね。でも今はスマホやパソコンを使った、便利なコミュニケーションツールがたくさんあるんです」(徳本さん)
徳本さんが特におすすめするのは「みてね」や「Wepage」などの写真共有ができるアプリ。アップした写真が整理されて時系列のアルバムになり、招待した家族が見られるのが特徴です。家族全員が写真を投稿しあえるので、誰がなにを食べたのか、どこに遊びに行ったのかなど、アプリを見れば簡単に把握できます。
「例えば、親子で参加した運動会の写真をアップすれば、その雰囲気や笑顔が、遠方に住んでいる祖父母の方に伝わります。また、祖父母の方が育てている花や野菜の写真をアップすれば、連絡がなくても元気に過ごしていることがわかります」(徳本さん)
わざわざ文字を入力しなくても、写真をアップするだけなので、ハードルが低く、高齢者の方も始めやすいそうです。
また、スマホを持っていない高齢者の方には、パソコンからも使える「LINE」アプリがおすすめです。
「家族のグループを作り、アルバム機能を利用すれば、同じように写真の共有ができます。写真のほかに、メッセージを送りあえるのはもちろん、時間が合えば、無料でテレビ電話を楽しむこともできます」(徳本さん)
普段から写真を通じて、家族間のコミュニケーションがとれていれば、故郷へ帰ったときには、共通の話題で盛り上がるというメリットも生まれます。
遠くの家族がグンッと身近に感じられるデジタルコミュニケーション。早速始めてみませんか?
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監修 徳本昌大
ビジネスプロデューサー
複数の広告会社で、コミュニケーションデザインに従事後独立。特にベンチャーのマーケティング戦略に強みを持つ。ソーシャルメディアを活用したコミュニケーションデザインの実績多数。現在、ベンチャー企業の取締役顧問として活躍中。インバウンドのEwilジャパン取締役COO。IoT、システム開発のビズライトライトテクノロジー取締役CMO。GYAKUSAN株式会社取締役COO。著書は『ソーシャルおじさんのiPhoneアプリ習慣術』(ラトルズ)、『図解ソーシャルメディア早わかり』(中経出版)ほか多数。