線が強い季節は、日傘や帽子、UVクリームでしっかりガードをしても日焼けしてしまいます。日焼けしてしまった肌は元に戻らないのでしょうか?
国際薬膳調理師の坂井美穂さんによると、食事によって、ダメージを受けた肌を回復に導くことができるのだそうです。
日焼けは肌が炎症を起こしている状態なので、炎症を和らげるには熱を冷ます作用のある食材がおすすめです。キュウリ、
トマト、スイカ、メロン、バナナ、キウイは肌に必要な水分を補いながら熱をとってくれる働きがあります。またクレソンやゴーヤも似た作用があるので摂り入れたい食材です。
日焼けによるシミを予防したいときには、コマツナ、パセリ、アズキ、黒豆、鮭、プルーン、ブルーベリー、サフランがおすすめ。中医学では血の汚れがシミを作ると考えられているため、血の巡りを整えることが大切です。これらの食材は、血行を促して血をきれいにする作用があります。
日焼けによる肌の乾燥を防ぎたいときには、豆腐、ナシ、ビワ、レモン、ココナッツ、プーアル茶がおすすめです。肌に必要な水分を補ってくれる効果があります。
今回は坂井さんに日焼け後のダメージ肌を回復させてくれる、とっておきのレシピを教えていただきました。
思わぬ日焼けをしてしまった後には、賢い食材選びがポイントです。ダメージ肌を体の内側からケアしてあげましょう。
「バナナとパクチーのサラダ」
ポイントバナナが体の中の余分な熱を冷まし、松の実が肌をみずみずしく整えます。
ハチミツは肌や腸内に水分を与え、クミンは胃や腸の動きを助けるので、細胞の修復を促してくれます。
<材料>
バナナ...1本 パクチー...60g 松の実...大さじ1〜1.5
・ドレッシングワインビネガー...大さじ1/2
レモン果汁...大さじ1.5
オリーブオイル...大さじ2
ハチミツ...小さじ1
クミンパウダー...小さじ1/2
塩、コショウ...適量
<作り方>
1.バナナの皮をむき、一口大の輪切りにする。パクチーを水でよく洗い、包丁で根の部分を切り落とす。
2.ドレッシングの材料をすべてボウルに入れて混ぜ、その中にバナナとパクチー、松の実を入れて混ぜ合わせれば
監修 坂井美穂
国際薬膳調理師、料理研究家
サカイコーポレーション代表。パリコレクションなどのショーを中心にモデルとして活動。国際薬膳調理師の資格を活かし、
体の中からあふれる美しさや健康を追求したフレンチ薬膳を提案。薬膳レシピを企業やレストランなどにも提供している。
著書は『かんたんフレンチ薬膳
体の内面から美しくなれるレシピ58』(主婦と生活社)。
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