3月は気温の寒暖差が激しく、心身に負担がかかりやすい時期です。
そのうえ、異動や転勤、進学、転職などと生活環境も変わりやすいために、ストレスが溜まりやすい季節
だといえます。
そこでこの春、ストレスを感じたときは「メディテーション」を試してみてはいかがでしょうか。
メディテーションとは、瞑想のこと。メンタルトレーニングを指導する田中ウルヴェ京さんによれば、「メディテーションとは、静かに座って呼吸に意識を集中させ、"今この瞬間のあるがまま"を感じること。過去の後悔や未来への不安などに意識を向けず、今この瞬間だけをとらえるものです」とのことです。
瞑想というと宗教的なイメージが強いですが、近年、瞑想にはストレスを軽くする効果があると科学的に実証されてきたことから、メディテーションという言葉が多くの企業研修に取り入れられるなど、注目を集めています。
では、田中ウルヴェ京さんに、ストレスを感じたときにおすすめのメディテーションの方法を教えてもらいましょう。
①ストレスを感じたら、椅子に座って両ひざを軽く開き、背骨を伸ばして両手をひざの上に置き、目を閉じましょう。鼻から息をたくさん吸い、少し止めたあと、口から息を長くゆっくり吐きます。息を吸う長さと吐く長さは、1:2が目安です。
②その呼吸を続けながら、まずは5分、ストレスの原因を映像としてしっかり頭に思い浮かべましょう。できれば頭の中で、その映像にナレーションをつけて、再現ドラマのようにイメージするといいでしょう。
③次の5分で、その思い浮かべたストレスのイメージを少しずつ消していき、最終的には完全に消してください。計10分のメディテーションが終わる頃には、イライラが消えてスッキリした気分になっているはずです。
メディテーションは1日10分を目安に毎日続けることがおすすめなのだそうです。ストレス解消の習慣として、ぜひ取り入れてみてください。
以 上