1.すでに花粉シーズン到来?!
気象情報会社「ウェザーニューズ」は、東京都と神奈川、千葉、茨城、大分、宮崎の各県で花粉シーズンに入ったと発表しました。シーズン入りは、スギ花粉に敏感な人に症状が出る花粉飛散量を観測した日で判断しており、今年は1月30日に観測されました。今年のスギとヒノキの花粉飛散量は、例年の1.2倍で、昨年の4.4倍と予想されています。関東における花粉のピークは、スギが3月上~中旬、ヒノキが3月下旬~4月上旬の見通しです。
2.「初期療法」で花粉症シーズン本番に備えましょう
花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなります。しかし、軽いうちに薬を使いはじめると、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることができます。そこで、花粉の飛びはじめる前あるいは症状が軽いときから薬の使用をはじめる「初期療法」という治療方法があります。特に、毎年の症状が中等症以上になる方で、楽にシーズンを乗りきりたいと考えている方におすすめです。
初期療法の開始時期は、使用する薬の効果が現れるまでの時間と、患者さんの例年の飛散花粉に対する過敏性を考慮して判断します。花粉飛散予測日の2週間前または症状が少しでも現れた時点で、治療を開始するのが効果的です。毎年の症状の出方、現在の症状の程度をしっかり把握し、お医者さんと一緒に自分に合った治療薬をみつけましょう。
3.花粉症対策の基本を知りましょう
花粉症の症状を軽くするためには、治療と合わせて、花粉が体に入ってこないようにする注意や工夫が大切です。積極的に花粉症対策に取り組み、辛いシーズンを乗りきりましょう。
(1)テレビやインターネットで情報入手!
外出前に気象情報や花粉情報を入手しましょう。花粉の要注意日は以下の通りです。
・天気が晴れまたは曇り ・前日が雨 ・最高気温が高い ・湿度が低い
・やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき
(2)外出を控えめに!
花粉の飛散の多い日は特に注意が必要。1日のうち飛散の多い時間帯(午後1時~3時頃※)の外出もなるべく控えましょう。※地域によって差があります。
(3)外出時は完全防備!
帽子・メガネ・マスク・マフラーを身につけて。コートもツルツルした素材を選びましょう。
(4)帰宅時は玄関でシャットアウト!
衣服・ペットなどについた花粉は、きちんと外ではらって玄関でシャットアウトします。なるべく室内に持ち込まない工夫をしましょう。
(5)帰宅後は洗顔やうがいを!
体についた花粉はきちんと洗い流しましょう。毎日の習慣として心がけましょう。
以 上
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