健康にも美容にもダイエットにも良いとして注目されている食材に、「チアシード」というものがあります。近年アメリカでは大注目の食材となっています。有名な海外セレブもチアシードを愛食していると公言しており、日本でも人気が出てきています。
◆チアシード
「チア」という植物の種で、元々はメキシコを中心とした南米で栽培されてきました。シソ科ミント属の植物の種で、ごまよりも少し小さい粒です。「チア」はマヤの言葉で「強さ、力(ちから)」を意味し、シードは種ですからチアシード=強さの種という意味になります。
水に浸すと数時間で10倍程度に膨らみ、ゼリー状になるのが特徴です。古代マヤ・アステカ時代から食べられており、人間が生きていくための栄養素が入っている奇跡の食材とも言われています。
◆チアシードの栄養素
タンパク質、アミノ酸、必須脂肪酸、食物繊維、ビタミン、ミネラル(亜鉛、カルシウム、カリウム、 鉄分等)、現代人に不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。
特に注目したいのが「必須脂肪酸」です。必須脂肪酸は、体内で合成できず食品から摂る必要がありますが、チアシードにはこの必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」も非常に豊富に含まれています。
◆オメガ3脂肪酸
代謝を促し体脂肪を落ちやすくしてくれる良質な油のことで、主に魚や植物などの食品に含まれています。オメガ3脂肪酸は、コレステロール・中性脂肪の抑制や動脈硬化・心筋梗塞・高血圧の予防、さらには抗うつにまで効果があるとされ、チアシードは、不足しやすいオメガ3脂肪酸を効果的に摂取することができます。チアシードの摂取量は1日約15グラム(スプーン大さじ1杯程の量)が目安です。
◆食物繊維が豊富
チアシードには、玄米のおよそ10倍の量の食物繊維が含まれています。水溶性も不溶性もどちらも含まれていて、便秘改善やダイエットにも非常に優れた食材となっています。
チアシードは、少量の摂取で心や頭も含めた身体全体に良いスーパーフードです。調理の必要がなく混ぜるだけで手間いらずですので、興味のある方は是非お試しください。